大阪市 阿倍野区 木造2階建て M様

2020.11.27

ご夫婦2人家族。もうすぐお子さまが生まれられる予定。
昭和の古き良き趣を残した中古住宅を購入しての全面リノベーション。
そんなM様より、とてもありがたく、うれしいお話しをいただきました。

一戸建てに憧れがあって、犬とかも飼いたいなって思っていました。

リノベーションのきっかけ

僕たち夫婦がリノベーションを選んだのは、元々がアンティーク調とか、新しいものより年期の入ったものが好きなので、新築するよりも古いものを生かした方が好みのものに仕上がるんじゃないかなと思っていたから。
そっちの方が結構自由度も高くて、コストパフォーマンスもいいかなというイメージもあったので。

なんとなく家のことを考えはじめた時から、家を建てるよりもリノベーションを、とは思っていました。新築戸建とかマンションも見たのですが、結構値段も高くて・・。
実家がマンションなので、一戸建てに憧れがあったのと、将来は犬とかも飼いたいな、っていうのがあったりもして。緑の多いエリアにある昭和住宅っぽいところというのが、この家はまさに希望ぴったりで。マンションはそもそも考えてなかったな(笑)

中古の一戸建て物件に決めてからは、いくつかリフォーム会社さんと商談することに。

女子建さんとの最初の出会い

中古の一戸建て物件に決めてからは、いくつかのリフォーム会社さんと商談しました。
不動産屋さんのリフォーム施工部隊と、不動産屋さんに紹介いただいた女子建築設計(以下女子建さん)、あとは建築展示会みたいなところにも行きました。具体的に相談したのはその3社ですね。

ちょうど女子建さんが富田林でマンションのリノベーションをやっているということで、現場にも見学にいきました。
マンションリノベーションってこういうことなんだとイメージできたんですが、戸建てのモデルハウスではなかったので、少し不安はあったかな。
戸建ての場合はどうなるのかわからなかったんで・・・。

ぱっとでてきた「パース」がイメージ良かった、それで一気に安心できた。

商談中の印象

初めてのことが多い僕たち夫婦のリノベーション。最初に「こんな家にしたい」というプレゼン資料的なものを自分たちでも用意していたのですが、わからないことも多くて。
不安な部分もありつつ商談をすすめていったのですが、なんだかんだ言って結局のところ、女子建さんがコスト面も含めて一番いろいろ話を聞いてもらえたのかなと思っています。
とても印象に残っているのは、まだ間取りとかもちゃんと決まる前だったのに、女子建さんから出てきた3Dパースのイメージがすごく良くて、それでなんか一気に安心できたかな。

それからは、こっち側のイメージもだいぶ伝えて、それをまたキャッチボールのように返してもらいながら色々とやり取りさせていただいて、だんだん自分たちのやりたいことのイメージが固まってきたかなという印象でした。

他の会社さんはそこまでも進んでいかず、不動産屋さんのところは価格が高かった(苦笑)

僕たちの言いたいことを色々聞いてもらって、しっかりと対応いただけました。

私たちが女子建さんを選んだ決め手

僕たちが女子建さんを選んだ決め手としては、僕が東京に住んでいたこともあって、(不在時も)スムーズに話が進んで欲しいという思いがあったんですが、僕たちの言いたいことを色々聞いてもらって、しっかりと対応いただけたことでした。
そもそも、提案してもらうっていうか、一緒に考えてもらいながらよいものを作れたらいいかなと思っていました。こっちのイメージが固まってない部分もあったと思うんですけど、なんとなく、こういうのがいいなっていう思いだけは強くあったんで、試行錯誤しながら実際にそこに近づけてもらえたのかなって思ってます。

女子建さんは女性だけの建築設計事務所だけれど、僕たちは共働き夫婦なんで、女性だからといって不安とかいうのはあんまりなかった。荷物運ぶわけじゃないですから(笑)
専業主婦の方とかだったら男の人へはNOと言い難いかなと思うし、やっぱり女性だと安心感はあるんでしょうね。僕らはもともと、女性だけの会社だということはそんなに気にはならなかったですね。

妻が「お風呂は丸いのがいい」とか言ったら「掃除が大変」とか「子供できた時にこういう間取りにした方が良い」みたいなことを女性目線で色々言ってくださったのは逆に良かった。
LDKと洋室の間仕切りに障子を提案してもらったのは、本当に今もって良さを実感しています。

あとはやはりコストというところですかね・・・
金額等には正直、迷っていました。色々なものを見すぎて何がいいのかわからなくなったところがあって。結果、どうするのかというリフォーム計画の内容で決まりました。

キッチンについては結構アグレッシブというか、なかなか選ぶ人が少ないキッチンらしく、値段も結構するなって。いいなとは思ったけど、大きなお金が動くじゃないですか。
迷いますよ(笑)

でも、結果これを選んで良かったと今は思います。

安心して住める気がしました

契約から着工までの事

着工時の思い出ですが、印象に残ったのは大工さんがベテランな職人さんみたいなイメージだったことかな。あと人数が多い(笑)
以前、義姉も家を建てたんですが、大工さんお一人で建てておられたようで、それに比べて人数が多いなと。ちょっとびっくりしたんですけど、それも安心かなと。

着工してから解体して、丸裸状態を見せてもらう機会があったんですが、解体してみたら結構水廻りの柱などが腐敗してたりして、ちょっと心配になりました。
でも、工事が進むにつれて痛んでた部分の入れ替えや柱の補強にあわせて新しい木材とかがはいっていくのをみて、「あ、なんかちゃんとこれで耐震補強されていくんだ」と安心して住める気がしました。
あとは、屋根裏の部分も梁などがどんなふうに入っているのか解体してみないと分からない、っていうのがあって。そこは、仕上がりをイメージしていたパースの形に添うように、新しい木材を入れてもらってデザインを整えたりもしてもらいました。

来る度に家が変わってくのが面白かった

工事中の思い出いろいろ

工事中は決まって週末に定例会なるものをしていたのですが、妻いわく、来る度に家が変わってくのが面白かったし、工事の順番とか見るのも楽しかったようですね。
僕は東京にいて数回おきにしか現場には行けなかったんですが、妻からLINEが来てましたね、1日3回位(笑)
毎回写真や動画で確認していましたよ。

また、大工さんもそうですし、タイル職人さんとか、いろんな専門があって、それぞれの仕事を見てプロの職人だな、と思いました。
こうやって工事の途中にちゃんと現場を見せてくれるのは本当に安心できました。

楽しみな一方で割と最後までドキドキはしてたんですけど、感動した!

完成したときの気持ち

完成したときは、感動した(笑)
工事も最後の方になると色々なところが養生してあるから、全体としての完成イメージは、なかなか分からないんで、どうなるのかなって、楽しみな一方で割と最後までドキドキはしてたんですけど、感動した!
思った通りになっているかどうかというと、思った以上だった。

一番こだわったところはスイッチ、これは絶対やりたかったしやって良かった。
女子建さんは一緒に考えてくれて、ばらばらに持参したスイッチの並び順とか、フックやインターホンとの位置関係も含めてこの辺にしたらいいかな、とか。
あとは輸入壁紙や、1階と2階に一か所ずつ採用した時代建具とか。簡単に考えていた洗面所と浴室の間のガラス窓なども、水びたしにならないよう色々考えて設置してくれたので結果すごく開放的なバスルームになった。細かいところにも対応してくれて心強かったです。
家の中で1番好きなところはリビングとキッチンです。透明の窓から見える裏の公園の景色もいいし、この空間が1番よくできたと思う。料理は僕もよくするんで、フル活用してます、キッチンは。

リノベーションをするのであれば、「諦める」のじゃなくて、まずは「言ってみる」

これからリノベーションを検討される方に

僕たちがリノベーションをしてみて一番良かったと思ったのは、いろんなことを自分たちで自由に決められた、っていうこと。
女子建さんに僕らの希望を伝えたら、それに対していろいろな提案をして頂いて決めていくことができました。その提案やアドバイスがあって、「言われてみれば・・」って検討したり、こだわりたいところと「少し変えてもいいかな」っていう整理がいい具合にできたんじゃないかなと。

住んでみて思うんですけど、家にいてるのが楽しい家だと思います。
今の環境が快適で、ご飯一緒につくって食べて、みたいな。家からなかなか外に出なくなった。

やっぱり、リノベーションするのであれば「諦める」のじゃなくてまずは「言ってみる」のが大事かな。
僕らも友人とかには薦めています、リノベーション。「大変だけど、楽しいですよ」と。

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